タイ、バンコクに住む為のクイックガイド

タイは東南アジアのどの近隣諸国よりも手頃な価格で生活することが出来ます。しかも、バンコク以上の生活費を必要とするシンガポールや香港と同等のライフスタイルを維持しながらそれらの国々よりも安く住むことが可能です。またタイの新興企業は増加しており、在宅で高い給料を求める西洋人でも、彼らは高い水準を維持できる生活費があれば減給を快く受け入れてくれる為、雇用者は彼らを雇うことに抵抗を感じなくなっています。

バンコクは大変にぎやかな街です。 タイの人口のほぼ半分が大都市に暮らしており、都心は忙しく、常に活気があります。

緊急時:警察191、観光警察1155、救急車1554、 火災199

言語:タイ語、観光地では英語も使われます

通貨:タイバーツ(1฿(バーツ)は100 サタンに換算されます)

住む場所

バンコクは50区に分かれています(「ケット」と呼ばれています)。 他の大都市で働くのと同様に、子供がいれば、バンコクへ引っ越しする際も、どの学校に通わせるかはまず気になることかと思います。交通渋滞が常にひどく、 バンコクに住む多くの海外駐在者はBTSの鉄道駅やMTRの地下鉄駅から徒歩圏内住み、人気地域はエカマイ、トンロ、シーロム、サトーン、オンナットやスクンビットロード内の地域などです。家族と住む海外駐在者は、しばしば南のバンナー区または東のバーンカピ区を選ぶ傾向があります。

タイの不動産や土地を所有には海外駐在社には制限がある為、賃貸となる可能性が高いでしょう。部屋を探す際は、 市場の動きが早く、またすべての不動産物件が宣伝されているわけではない為、不動産業者を介して探す方法が最善策と言えます。また友人や同僚からのおすすめなど意見を聞くのも良いでしょう。

学校教育

タイの教育制度は比較的良好であり、政府は識字率を確保するための革新的政策を打ち出し、特に首都圏以外の貧しい農村部で導入しています。 しかし、授業はもちろんタイ語で行われ、クラスは大人数の為、ほとんどの海外駐在者は優れた教育水準のあるインターナショナルスクールに子供を通わせます。 バンコクのインターナショナルスクールには、バンコクパタナ、リージェント、バンコクのアメリカンスクール、バンコクのシュルーズベリーインターナショナルスクール、バンコクのニューインターナショナルスクールなどがありますが、他にも同等の水準の学校は多くあります。

交通手段

近年のバンコクの急速な人口増加により、スカイトレインや地下鉄などの建設にもかかわらず、インフラ整備はまだまだ追いついていない状況です。 地域よってはボートのサービスもあります。しかし混雑はありませんが、残念ながらバスのように渋滞はあるものの安く、街全体をカバーしてはいません。

メータータクシーは渋滞する可能性がありますが、法律で規制のある安全な交通手段です。乗車時にメーターがオンになっていることを確認すると良いでしょう。短時間移動にはバイクタクシーが利用できます。車をすり抜けながら運転するためより早く目的地に到着出来ますが、安全な選択肢とは言えませんので、ヘルメットを必ず着用しましょう。 至る所で見られるトゥクトゥクはもう一つの移動手段ですが、気をつけなくてはならないのは最初の提示金額を受け入れないようにすることです。一度価格を交渉し決まってしまえば、金額が変わることはありませんから目的地まで希望の金額で行くことも可能です。

タイの道路はよく整備されています。運転基準は、先進国よりは不安定かもしれませんが、他の観光国と比べてもそれほど酷くはありません。 交通標識のほとんどはタイ語と英語の両方が記されています。 国際運転免許証は限られた期間のみ有効ですから、タイで運転したい場合は、陸上交通局からタイの免許を取得することをお勧めします。 また、安全運転の授業、色盲試験、書面の実践的な試験にも参加する必要があります。 また包括的な保険契約は必須です。

ビザの取得

就労許可を取得する以前に、海外からの申請が必要な非移民ビザが必要です。また、タイの雇用者は大量の書類を提出する必要があり、書類作成は広範囲で大変なプロセスです。非常にわかりづらく膨大な書類ですから、移民専門弁護士や新会社の人事部に相談するのが良いでしょう。ビザを取得した後も、引き続き納税者番号(TIN)とビザの延長が必要です。二重課税を避けるためには、税理士の助けが必要でしょう。

友達を作る

タイ国民と友達になるには、いくつかの問題はありますが 、タイ国民は大抵、歓迎してくれ、礼儀正しい人が多いです。 タイの国民は共同体意識と国家への誇りを持っています。(タイの批判は禁物です。たとえバンコクの渋滞についての批評でも辞めておくのが無難でしょう。ましてはロイヤルファミリー、特に王様についての批判や冗談は決してしてはいけません。) あなたができる最善策は、ただリラックスし、礼儀正しく、何事も受け入れる気持ちで、あなたのやり方を通さないようにすることです。また タイ文化を理解するよう努めましょう。例えばタイ国民が国家を歌う際は、やっていることを止めて立ち止まりましょう。 タイでは至急対応してくれること期待するのは無意味でしょう。「マイペンライ、気にしない、気にしない。」

健康管理

ヘルスケア観光地としての地位を築いたタイではプライベートヘルスケアは、常識です。 バンコクの病院は素晴らしく、地方の病院よりも高価かもしれませんが、米国のような国とはくらべものにならない程、安価です。 海外駐在者の健康保険は不可欠ですが、長期入院や緊急事態が発生した場合には、本国帰還につながる可能性はあります。

フード

バンコクでは、アメリカのファーストフード店を見つけるのはとても簡単です。ファストフードで問題なければ食事には困ることはありませんが、新鮮なローカル料理が堪能できるのになぜファーストフードなど必要でしょうか! 西洋料理は比較的高くはありますが、簡単に見つけることができ、バンコクでは国際色豊かな料理も楽しめます。 タイ料理は国の温度や湿度大変適した料理です。屋台はメニューこそタイ語でわかりづらいですが、食べ物自体は新鮮なものが多く、自炊するのと同じくらい安く済みます。 水道水は飲まないようにしましょう。ペットボトルは安く問題なくどこでも手には入りますので、お水はペットボトルを購入しましょう。

バンコクは大金をかけても美味しい食事を味わえるという確証が持てない世界で唯一の都市だと言われています。安くても美味しいものがたくさんあります。おすすめ料理は Somtam(スパイシーパパイヤサラダ)、Larb Moo(スパイシーミンチポーク)、Tom Yum Goong(スパイシーシーフードスープ)、そしてもちろんPad Thai(スープフライラーメン)です。 また、路傍の屋台の麺料理/炒め物等もおすすめです。

飲酒

バンコクでの飲酒はしばしば欧米よりも高いこともあります。輸入ビール、ワイン、スピリッツは高価ですが、タイのビールや地酒は比較的安いです。 タイのビールのアルコール濃度は約6%で、西洋のビールよりも強いです。

海外駐在者や観光客が行く飲み屋の繁華街主要エリアは、ソイ1区からソイ33区までのスクンビット通り、そしてシーロムのパッポンエリアにあります。 もし地元の人と飲みたければ、スクムウィット通りに沿ってソイ101区まで行くビアガーデンがおすすめです。

若者は、ロイヤルシティアベニュー(RCA)やカオサンロード地区のディスコやバーや地元の物の方が馴染みやすいかもしれません。

安全と犯罪

バンコクは現代的な都会である為、タイがまだ発展途上国であることを忘れてしまいがちです。 バンコクは比較的安全ではありますが、中心街や明るい場所を除き、特に夜遅くなると、強盗や街頭犯罪が発生する為、気を付けるに越したことはありません。また、たとえ自分が正しいと思っても、地元の人たちと口論になるのは避けましょう。笑顔で謝り、通りすぎるのが懸命です。

タイの警察の評判は、一般的には良いですが、欧米人に比べてタイ人をひいきする傾向がありますので、必要がない限り、関わらないことをお勧めします。 タイ警察の給料は決して高くなく、システムには必要なリソースが不足していることを忘れてはなりません。

言語

バンコクに引っ越す前にタイ語のフレーズをいくつか学ぶのは良い考えですが、ほとんどの場合は英語だけで大丈夫です。タイ語を学べば友達を作るのには役立ちます。 タイ語は声調言語のため、スクリプトで学ぶのは難しく、いくつかの重要なフレーズなら良いかもしれませんが、流暢に、ほぼ完璧に話したいのであれば、学校に行く必要があります。

価格ガイド

中レベルの食事(3コース2名) 700 ฿ 19.80ドル
ドラフトビール 60 ฿ 1.70ドル
パン1斤 36 ฿ 1.02ドル
中レベルのボトルワイン 700 ฿ 19.80ドル
ガス/ガソリン(1リットル) 27 ฿ 0.76ドル
タクシー(1km) 6 ฿ 0.17ドル
賃貸 – 1ベッド、市内中心部* 19,734฿ 560ドル