国営THAI航空理事会、航空機調達計画を承認見通し

国営タイ国際航空の取締役会は、旗艦航空会社の28機の新規航空機調達計画を承認
この提案は、来月、理事会の承認を得て再提出され、今年後半に内閣に引き渡される予定である。
理事会はまた、同航空会社に対して東ヨーロッパ市場の全サービスエリアのバンコクとウィーン間のルートの週4日飛行にゴーサインを与えました。
THAI航空の企業戦略と持続可能開発のエグゼクティブバイスプレジデントであるMontree Jumrieng氏は、取締役会が廃棄される航空機に取って代わる28機の取得に向けての5年に渡る手続きに同意したと報告しました。
THAI航空は、運輸省と内閣の承認を求める前に、8月に理事会の了承を得る為、その仕様と価格設定を発表し提案しました。同社は、11月または12月に細かい調達計画を内閣に送付する前に、理事会検討プロセスが3ヶ月以内に完了することを期待しています。 28機のうち、19台がTHAI航空に、9台がタイスマイル航空のものとる予定です。THAI航空は、購買契約に署名してから18ヵ月以内,もしくは2019年後半に最初の一台を受け取り、すべての航空機を3年以内に受け取ることを目標としています。これにより、100機の航空機の平均就航有効期間が11年から8年に短縮されます。新しい航空機が全て購入されるのか、リースされるのかについての結論はまだ出ていません。 なぜなら今後5年間に航空機メーカーのオーダー状況やTHAI航空の経済状況により変わるからです。
また、THAI航空は、22機の廃棄が近いことに伴い、2022年から26年までに第2フェーズとしてさらに多くの航空機を調達することを検討しています。政府の改革計画と財政状況次第の為、第二フェーズの調達計画はまだ構想の中にあります。
バンコクとウィーン間の路線は、ボーイング777-200ERを使用して、10月20日からの冬期6ヶ月間運転されます。バンコク、ウィーン間路線の目標は、約75%の搭乗率であり、初年度に損益分岐点を迎えます。このルートに乗っている乗客の約40%は、国内観光客とインドシナ出身者である可能性が高く、残りの60%はタイに旅行するヨーロッパの観光客と予測しています。この経路が不利益を出した場合、6ヶ月以内にルート取りやめとなる可能性があります。THAI航空はまた、バンコクからブリュッセル、ローマ、ミラノ、モスクワ、スカンジナビアまでのルートについて、1週間に4〜5便の飛行頻度を7便に拡張する計画です。会合では、6機のボーイング787型機のエンジンが完全に修理され、3機がエンジンの修理と交換のために一時的に使用を停止する予定と伝えられました。このメンテナンス期間中、THAI航空は日本へのフライトを1つのフライトにまとめ、シンガポールへのフライトを4便に減らします。 また、バンコク – チェンマイルートでの1回のフライトをタイスマイル航空に移行します。来月、THAI航空は2機の航空機をメンテナンスする予定です。それにより、バンコクからチェンマイ、プーケット、クラビへの運航をタイスマイル航空へ移行されます。THAI航空は、6機の修理を完了し、9月までには通常のサービスに戻すことを予定しています。英国の航空機エンジンメーカーであるロールスロイスは航空機修理の全責任を負いますが、THAI航空は航空機修理の機会費用から旅客移送費用までの他の費用を負担します。
THAI航空は9月に追加費用のリストを確定してから、THAI航空の補償の為、ロールス・ロイスに送付される予定です。