モンクット王工科大学ラートクラバン校(KMITL)とタイ運河協会(TCA)は、研究と開発のため、グランドハイアットエラワンバンコクホテルで2017年9月11日に開催されるタイの未来への持続可能な道筋をつくる技術に関する、海のシルクロードの為の代替物流システムの総合研究であるTHAI CANALの国際会議について覚書(MOU)を締結しました。
MOUは、KMITL会長のスティータベ・スワンサワット博士(右から2番目)及びTCA議長であるポンセップ・ザスプラテプ氏(左から2番目)が署名しました。 ハレルド・ワグナー教授(右)とパクディ・タマプラ教授(左)が署名式の立会人となりました。
MOUは、アカデミックとビジョナリーの両面からの見解でタイ運河の実現可能性についてブレーンストーミングするために、商業運河の様々な関連する専門家を集め、国際会議を組織する努力と専門知識の相互共有を促進していきます。
さらに、この会議は欧州商工会(EABC)により公式に支援されています。 緊密な協力者により、タイ運河建設(以前はクラチャナルと呼ばれていたこと)が不可欠であり、タイや世界に急進的な変化をもたらすと考えている世界中の意欲的な実務者にとって会議はダイナミックで洞察の深いフォーラムとなりました。
タイ運河に関する国際会議を共同で開催するためのMOU締結後、現モンクット王工科大学ラートクラバン校(KMITL)の学長であるスティータベス・ワンサワット教授は、小規模または大規模なプロジェクトの開発や構築に関わる公共団体や民間団体は、通常あらゆる側面からのネガティブ、ポジティブ両方の影響を研究するため方針を採用します。関連するデータを収集することは、プロジェクトが適切であり、人々にとって最も有益であり、人口全体に与える悪影響が最も少ないことを全員に安心させるために役立ちます。
現在、「タイ運河」と呼ばれる「クラ運河」プロジェクトについても同じことが言えます。現在、このプロジェクトはまだ予備的な調査段階です。適切な建設技術が検討されなければならないでしょう。経済発展、輸送、物流分野のメリットは、環境への影響、タイ人の生計、国家安全保障など、デメリットを考慮して検討する必要があります。
したがって、今後開催されるこのカンファレンスが、様々な専門知識を持つ国内外の専門家の間でアイデアや経験の交換の場を設けることができ、様々な観点から運河プロジェクトについての私たちの知識を明確にしてくれるでしょう。KMITLは、タイではエンジニアやテクノロジーの分野でエキスパートであり専門家の最高学部の1つを持つ育機関として、私たちの国家の持続可能な発展を支援するために、このプロジェクトの研究にそのデータと専門知識を共有する準備が整っています。