タイで現地採用として働く時に気をつけないといけないこと

タイで現地採用として働く時に気をつけないといけないことがあります。それは給料と待遇です。
給料と待遇面を働く時にブツブツ言っちゃうと決まるものも決まらなかったり、「金にうるさいやつだ」と嫌われたりと日本人社会ではタブーとなっています。
特に採用が決まった後に、「もう少し給料をあげてほしい。」「家賃補助がほしい」などというのは本当にタブーです。他の国で働く人についてはわからないですが、タイにはこういう人が結構いてびっくりしました。私は現地採用の日本人と日本語が話せるタイ人スタッフの採用を担当していて、採用決定後に交渉をしてこられ不採用になってしまったケースが幾つかあります。
ただ、ここで書くことは、こういった給料交渉や待遇面の交渉とは少し違います。どちらかというと、契約書にサインをする際の確認事項という方が正しいです。

①契約期間
まず契約期間なのですが、タイだけでなく海外で働くとなると、日本と違って雇用契約書を交わすケースがよくあります。その中には契約期間が書かれているのですが、契約延長に関する記載を確認してください。延長に関して記載がない場合は、1年ごとの更新になりますが営業成績が悪いと契約期間を盾に解雇されることになります。これは違法ではなく、単なる契約期間満了ということですので法的には問題ありません。

②昇給
契約書に年に1回とか2回とか記載されています。記載がない場合は禁物です。営業マンで売り上げがある人でない限り、会社の売り上げ云々と言われ昇給がなく、同じ給料で再契約をすることになります。
同じ会社であっても、日本人の昇給面は疎かになっているものの、タイ人スタッフは人数が多いせいか、昇給面の記載や昇給制度などが明確になっていることがあります。
先日、面接をした日本人で10年間働いている会社での昇給が3年に1回5%しかなく、同じ時期に入ったタイ人スタッフに抜かれたので辞めたと言っていました。ちなみにタイ人スタッフの場合は毎年5%〜8%の昇給率ということでした。